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おれの山、おれの道

生半可なおっさんが主観的に山登りと人生を語るブログ

其の三十八 雲取山(三峰口〜雲取山荘) 2016/4/21

2015年の暮れから16年の前半にかけての時期を振り返ってみると。 谷川岳を登ったあたりを最後に、なんとなくスカッとしない、停滞気味の山行が続いていた感が否めないのだった。 子供を連れての近場の低山だったり、ホームグラウンドでのトレーニング的な山…

其の三十六 高尾山 2016/4/6

浮世のことなど我関せずと斜に構えて生きてきたおれだが、子供ができれば世の中の面倒な仕組みなんぞと否応なく関わらなければならなくなるわけで、こんなダメ親父でもPTA問題やら待機児童問題やらに直面したり、子供のいじめ問題や教育行政など色々と気にな…

其の三十五 榛名富士(伊香保温泉〜榛名神社) 2016/3/13

2016年一発目の登山は雪の榛名富士。 と言いたいところだが正直これを登山と言っていいものか。。 と言うのも山頂手前までロープウェイで登り、そこから100mほど歩いて山頂の祠にお参りしただけなのである。 ちなみに登山口となる榛名湖から榛名富士の標高差…

2016年に登った山をまとめるとブログ的には予告編になるのだった。

図らずもちょうど一年遅れのペースで山行記録を書き連ねているこのブログ。 本来ならなるべくリアルタイムに近い感じでやっていきたいところだが、阿呆のようにちょうど一年前のことを思い出しつつ書いている次第である。 別に意図してそうしているわけでは…

其の三十四 二子山(小鹿野町) 2015/12/8

前回の両神山八丁尾根で味わった“撤退”という屈辱。 素人単独登山としては賢明な判断だったと思いつつも、その判断の内に潜む「臆した」という事実から目をそらすことができずにいた。その記憶が心の底に魚の小骨のように刺さっていて、山について思いを馳せ…

其の三十三 両神山八丁尾根(未踏破) 2015/11/12

他県との境に接していない唯一の純埼玉製百名山である両神山。その独特の山容といい、山深い寂れた佇まいといい、秩父全域を見渡せる山頂からの眺めといい、埼玉県民が世界に誇るべき山であり、おれの中でも5本の指に入るお気に入りの山である。 その両神山…

其の三十二 宝登山〜長瀞アルプス 2015/11/3

とある11月の祝日。ここのところ仕事の鬼と化しつつあるヨメは休日出勤。 というわけで子供二人と休日を過ごさねばならないのだが、正直ガキの相手などまっぴらである。なのでガキどもに親父の相手をさせることにする。そうは言ってもこっちは大人なんだから…

富山旅行と立山黒部アルペンルート 2015/10/24~26

おれの両親は富山県の出身で、親戚などもあるので子供の頃の夏休みは毎年富山で過ごしたものである。父親の実家は立山の麓の立山町にあり、母親はその隣、剱岳の登山口のある上市町で生まれ育った。 山を好む者にとってはこの上ない出身地なわけだが、人生の…

其の三十一 比企三山縦走(笠山・堂平山・大霧山) 2015/10/21

地図を広げて奥武蔵をざっと眺めると、尾根の連なりやピークの配置、林道と絡む登山道の連なりなどといった観点から幾つかのエリアに分かれる感じが見えてくる。 特に深く探求したわけでもないのであくまでおれの印象レベルでいうと、たとえば日和田山から始…

其の三十 谷川岳・西黒尾根 2015/10/5

日本三大急登というのがあって、甲斐駒ケ岳の黒戸尾根、北アルプス烏帽子岳のブナ立尾根、そして今回登る谷川岳の西黒尾根がそれにあたるのだという。 どんな基準でそれが選ばれたのか知らないし、調べてみても定かでない(少なくともGoogle検索の1ページ目…

其の二十九 武川岳〜伊豆ヶ岳 2015/9/16

夏にかけてのここ暫く、名のある感じの山への山行が続いた。 だが名のある山への興味と並行して地元の山への愛着も増しつつあるのだった。 奥多摩や丹沢、高尾あたりと比べるとなんとなく一段下に見られる感じが拭い去れない秩父・奥武蔵。そう見るのも埼玉…

其の二十八 西沢渓谷 2015/8/24

夏休みとなれば遊びもやはり子供中心にならざるを得ないのがお父さんの宿命。海に花火にと一応それなりにお勤めを果たし、夏の締めくくりはキャンプというわけだ。 このところ自然派を気取るお父さんだが実際のキャリアは浅い。バイクツーリングでのテント泊…

其の二十七 武尊山 2015/8/12

群馬県利根郡に鎮座する武尊山。水上町、片品村、川場村の境に位置し、日本百名山に挙げられた山である。 武尊は「ぶそん」でも「たけるのみこと」でもなく「ほたか」と読む。諸説あるが何らかの当て字のようであり、通常の漢字読みでは武尊を「ほたか」とは…

其の二十六 瑞牆山 2015/7/21

山を登り慣れてきたところで百名山などに食指が伸びる。 夏だし、ある程度標高がある山に足が向くのである。 そんなわけで。 2015年、夏の百名山第二弾!今回は瑞牆山だ。 奥秩父の西端に位置し、山頂部の奇岩が目を引く。頂上は一枚岩の岩畳となっていて、…

其の二十五 日光白根山 2015/7/7

梅雨の間は天気のおかげで予定していた山行を中止にするといったことが起こりがちだ。まあおれの場合は基本的に晴れた日に出かければいいやという感じでやっているので、天気が悪ければ中止にすればいいだけの話なのだが(おかげでせっかく買った雨具もほと…

其の二十四 棒ノ嶺〜岩茸石山・惣岳山 2015/6/15

三度目の棒ノ嶺。 前回から1年近く空けてのリピートである。 あの頃は登山を始めたばかりでこの山の基本コース(さわらびの湯→白谷沢→山頂→滝の平尾根→さわらびの湯)を周回するだけでヘロヘロになっていたが、山歩きにも慣れてみると同じコースがちと物足…

其の二十三 天狗岳 2015/6/4

山登りを始めて1年。前回初めて2000m超の山に登り、次はとりあえずまた奥秩父あたりにでも行ってみようかと考えていた矢先、暇があれば眺めているガイドブックのページを何気なくめくっていると、ふと、今まであまり気に留めることのなかった天狗岳という山…

其の二十二 乾徳山 2015/5/21

*1 普段何かをやるときには、あまり基本にとらわれずに出鱈目自己流でやってしまうことが多いのだが、こと山登りに関しては比較的律儀な感じで基本に忠実にやってきたようで、特に意識したわけではないのだが、ここまで登ってきた山は未だ標高2,000m以下のも…

其の二十一 川苔山 2015/5/12

丹沢リベンジを果たし、またひとつ大人の階段を登った山のおっさん。 今回は初めての、友人を伴っての山行だ。 ここまでおれの登山は基本単独、時々家族を連れてという感じで「山の仲間」といった存在とは無縁だった。 もともと誰かに誘われたわけでなく、己…

其の弐十 塔ノ岳 2015/5/5

一年ぶりの丹沢。前回散々な目にあった本格登山デビューの鍋割山以来である。 別にこのリベンジを目標に一年間登山に励んできたとかそんな話じゃないのだが、一応それなりに歩ける脚を作ることも登山を続ける上でのテーマのひとつであり、一年の時を経て自分…

其の十九 箱根・湯坂路〜駒ケ岳 2015/5/3

本格登山デビュー戦で苦い砂をかみしめた鍋割山の悲劇から1年。またゴールデンウィークというやつがやってきた。そしてこのGWには当然昨年の雪辱戦が控えているのだが、 その前哨戦として、おれは前々から興味のあった箱根の山に登るスケジュールを少々強引…

其の十八 伊豆ヶ岳〜正丸峠〜刈場坂峠 2015/4/21

伊豆ヶ岳は地元埼玉、奥武蔵でおれが最も多く足を運んでいる山だ(2016.4.26現在)。851mと標高は低いがアプローチの山村集落から登山道に入ってしばらくの沢沿い歩き、雑木林の急登から尾根に出てガレ場の稜線、そして最後の鎖場と山の楽しさがコンパクトに…

其の十七 両神山・日向大谷コース 2015/4/2

埼玉県の秩父市よりも少し奥、小鹿野町に鎮座する両神山。山頂部に鋸歯型の尾根を持つ険しい山容が特徴的な山で、日本百名山の一つに数えられている。 埼玉県の山では他にも雲取山と甲武信岳が百名山とされているが、いずれも他県との境に位置するものであり…

其の十六 ユガテ・越上山・顔振峠 2015/3/26

花粉症歴20年以上のおれにとって、この時期の山行はなかなかにリスキーなものである。特に近場の低山となれば杉や檜の植林だらけなわけで、わざわざ花粉の坩堝(るつぼ)に飛び込んで行くようなものだ。 実際、重度の花粉症の人の中にはこの時期の山行は控…

其の十五 武甲山 2015/3/13 & 2016/4/2

武甲山と言えば言わずと知れた秩父の名峰であり、日本二百名山にも数えられている埼玉県を代表する山である。 秩父の街だけに限らずうちの近所の川の土手からでも秩父方面を見れば一際目を引く独立峰であり、平地から突然湧き上がるようなその山容は丹沢の大…

其の十四 日和田山・物見山 2015/2/10

去年(2015年)の今時分は既に何度か山に行っていたのだが、今年は年明けからまだ一度も行けていない。年始に少々バタバタし、その後は狙った休日に雪が降ったりして機を逸したと思ったら、今度はムスメどもが相次いでインフルエンザ、さらに長女→おれ→チビ…

其の十参 四阿屋山 2015/1/24

前回の鎌倉制覇で勢いづいたおれは、さらに家族登山の流れに拍車をかけるべく次に巡ってきた週末の休日(休みは平日と土日と不定期なのだ)に、再び家族を山へと連れ出すことに成功したのだった。 子供を連れて行くとなると必然的に下のチビのレベルに合わせ…

其の十弐 鎌倉ハイキング(大仏コース) 2015/1/2

基本的にダメ人間であるこのおれが、曲がりなりにもいっぱしのお父さん面してそれなりに社会人らしく振るまえているのも、ひとえに家族の存在によるところである。 そんな家族にとって、正月休みと言うのは年に何度かしかない、皆でまとまって休みを取れる貴…

其の十壱 子持山 2014/12/3

山登りを始めてから毎回そうなのだが、次はどの山に行こうかと迷うことがほとんどない。その時々で行きたくなる山が向こうから呼びかけてくるような、そんな感じがする。ちょっと神懸かり的な感覚…「おれは山の神の申し子なのではあるまいか?」などと冗談半…

其の十 伊豆ヶ岳(二回目) 2014/10/16

二度目の伊豆ヶ岳は途中でiPhoneのバッテリーが切れてしまったため写真が山頂の手前あたりまでのものしかなく、一年以上前のことを振り返って書いているこのブログにおいて写真がないところの記憶はかなり曖昧であるため、今回はちょっと端折り気味な感じで…

其の九 谷川岳 2014/9/22

谷川岳と言えば日本のロッククライミングの聖地、国内最高レベルの大岩壁である一ノ倉沢をその北面に湛える魔の山であり、映画「クライマーズハイ」なんかでも象徴的な場所として描かれていた名峰である。中央分水嶺にあたり、気候の境目になるため天候の変…

其の八 嵐山渓谷〜大平山 2014/9/14

前回、大岳山への山行で帰りの時間が大幅に遅れてしまい家族(ヨメ)から顰蹙(ひんしゅく)を買ったおれは、ここらでひとつ登山の素晴らしさというやつを大いにアピールするなりして、家族から理解を得ておくことが肝要であるという結論に至ったのだった。 …

其の七 御岳山〜大岳山 2014/9/5

御岳山という山については以前にバイクや車で奥多摩あたりに行った時に見かけた看板の記憶から、ケーブルカーで登れる観光地っぽい山という印象を持っていた。そこからロックガーデンなど通って大岳山に至るこのコースも観光登山の延長のハイキングコースな…

其の六 岩殿山 2014/6/17

このブログを書いている今現在(2016年2月)、大河ドラマでは「真田丸」というのをやっている。歴史は嫌いじゃないので大河ドラマは毎年なんとなく見始めるのだが、ほぼ途中で挫折する羽目になる。歴史の狭間で国を動かすような選択や決断をした人物を描くの…

其の伍 棒ノ嶺 2014/5/29

膝サポーターと2度の山行による鍛錬の成果を試すべく次の山行のステージとして選ばれたのは、奥武蔵と奥多摩の境に位置する棒ノ嶺。 名栗湖から遡行する白谷沢のゴルジュが目を引くコースで、その景観を最初に見たときには「近場にもこんな風情の山があるの…

其の四 伊豆ヶ岳 2014/5/12

鍋割山の悲劇から8日後。都心へ向かう人々の通勤ラッシュがひと段落する朝9時過ぎ、おれは秩父方面へ向かう西武鉄道の車中にいた。 奥武蔵の伊豆ヶ岳に登るため、正丸駅へ向かっていたのだ。 前回の登山で受けた体のダメージはほぼ回復していた。だがおれ…

其の参 鍋割山 2014/5/4

今回は、ついに本格登山デビューとなる鍋割山である。「本格登山」といってもあくまで素人目線からであり、経験者からすればハイキングに毛の生えた程度のコースなのかもしれないが、少なくともこの時は、満を持しての40過ぎの登山デビューという絵に描い…

其の弐 鎌倉アルプス(天園コース) 2014/1/18

@大平山山頂付近の広場 日本アルプス、と呼ばれる山脈群がある。南、中央、北に分かれ、それぞれに3000米級の山々が連なる、登山家の憧れの地。富士山と昨年噴火した御嶽山を除くと、我が国の3000米峰は全てこの日本アルプスの中に収まっている。 日本を代…

其の壱 筑波山 2013/12/8

大山詣でから数日、山の本を時々眺めながら登山ということについてなんとなく思いを馳せる日々が続いた。 思えばおれの両親は富山県の出身で、小さい頃から夏休みには親戚やらの家に遊びに、何度となく立山連峰の麓の町に遊びに行ったものである。 父親にし…

其の零 大山詣で 2013/11/23

2013年の秋頃。 なんとなく山に興味を持ったのは、たまに見るテレビ番組「アド街ック天国」で、丹沢の大山が取り上げられているのを見てのことだった。 それまでおれの中で自分が登る山として認知していたのは高尾山くらいのものだ。高尾山には都合5、…