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おれの山、おれの道

生半可なおっさんが主観的に山登りと人生を語るブログ

其の十四 日和田山・物見山 2015/2/10

去年(2015年)の今時分は既に何度か山に行っていたのだが、今年は年明けからまだ一度も行けていない。年始に少々バタバタし、その後は狙った休日に雪が降ったりして機を逸したと思ったら、今度はムスメどもが相次いでインフルエンザ、さらに長女→おれ→チビと2週間置きに次々とおたふく風邪に罹患するというありさま。

休みの日は自分の病気か子供の付き添いで外出さえままならない日々が続いたのである。次の休みこそはと予定を練っているのだが、かれこれ3ヶ月以上のブランク。身体はナマりきっており、体力面では一から出直しになりそうだ。

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そんな次第で去年の話。

2015年は年始から家族でのハイキングが続いたが、お一人さま山行の一発目は奥武蔵の入り口あたりの低山歩き。日和田山から物見山、北向地蔵を経て東吾野駅へと降りる感じで歩いてみた。2月の頭だから高い山は雪に覆われ、初心者が一人で行くにはちとハードルが高い。よってスピードと距離を意識しつつの慣らし運転的な感じで行こうと電車に揺られてやってきたのだった。

 

和田山へは高麗駅からのアプローチ。近くにある「巾着田(きんちゃくだ)」は家族のお気に入りスポットで、秋口の曼珠沙華のシーズンに何度か訪れたことがある。

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日高市内を流れる清流、高麗川(こまがわ)の蛇行により長い年月をかけてつくられ、その形がきんちゃくの形に似ていることから、巾着田(きんちゃくだ)と呼ばれるようになりました。
直径約500メートル、面積約22ヘクタールの川に囲まれた平地には、菜の花、コスモスなどの花々が咲き、中でも秋の曼珠沙華(まんじゅしゃげ)群生地は辺り一面が真紅に染まり、まるで赤い絨毯(じゅうたん)を敷き詰めたようです。毎年多くの人がその美しさに惹かれて訪れます。
公式ホームページより

 

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巾着田のコスモス畑でコケるムスメ(チビ)と、同じ年頃に嵐山の桜並木下でコケたムスメ(長女)。

 

当時は山登りなど関心がなかったので、巾着田から少し歩いた先の日和田山さえ眼中に無かった。それが今となってはここを起点に丸山まで続く丘陵地帯や峠を越えての比企三山など、奥武蔵一帯のピークに付けられた名前の一つ一つがおれにとって意味を持つ、興味の対象となっているのだから不思議なものだ。

 

このあたりのエリアは都心からのアクセスもいいので時間があまり取れない日にサクッと歩くこともできる。

ルートも豊富なのでそれらをつないで歩いてみたり、キャンプやMTB、ちょっと興味のあるカヤックなんかも絡めていろいろな山遊びができそうだ。。

いっそマンション売って引っ越そうか、などと妄想が広がるこの頃である。

 

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歩き始めはのんびりと、山里の雰囲気を残す集落を抜けていく。この日も雲ひとつ無い晴天。

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巾着田の入り口あたりで高麗川を渡って、少し先を左に入っていくと日和田山の登山口。駐車場と公衆トイレのある広場を越えて山に入る。日和田山は標高こそ低いがロッククライミングのゲレンデもあるなかなか立派な岩山だ。登山家気分で勇んで歩いていくと、木々の向こうから幼稚園の遠足と思しき子供達の声が聞こえてきた。

登山家的に幼稚園児と並んで歩くのも何なので、靴ヒモを直すフリをしてやり過ごす。。

 

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ゆるゆると歩いて行くと道が二手に別れる。ここにも男坂、女坂とあったので男坂を行ってみるとちょっとした岩登りが楽しめた。登り切って振り返ると。。

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眼下に巾着田、向こうに関東平野が一望。冬の澄んだ空気の向こうにスカイツリーまで見えたが、さすがにiPhoneのカメラには写らなかった。

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目の前に開けた眺望を収めようとパノラマ写真を撮ってみるけど、その場で見たものとは程遠いものになってしまう。本気で写真にこだわる人はもっといいのを撮るんだろうけど。おれの腕じゃほとんど伝えられないが、ここからの眺めはとても良かった。

 

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和田山からはしばらく歩きやすい平坦な道が続く。途中、舗装された道路を歩く区間があった。北側斜面には雪が残る場所もあった。30分ほどで物見山に到着。

 

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物見山山頂は微妙に開けていてベンチのようなものもあるが眺望はいまひとつ。

今回から新しいバーナーを導入して、装いも新たにシーフードヌードルをいただく。

これまで使っていたバーナーは随分昔にバイクでツーリングに行った時にヤフオクで買ったどこの馬の骨とも知れないもので、久しぶりに引っ張り出した時点で点火装置が壊れており、前回の使用時についに再起不能となってしまったのだった。火力の調整のレバーが壊れて火を消すことができなくなり、無理やりボンベを引っこ抜いて事なきを得たが、少々怖い思いをしたので、今度はまともなモノをと思ってイワタニのカセットガスタイプのバーナーにした。カセットガスは汎用性があるのでものぐさなおれには丁度良い。

イワタニ(Iwatani) カセットガス ジュニアバーナー CB-JRB-3
イワタニ(Iwatani) カセットガス ジュニアバーナー CB-JRB-3

 

予定では物見山から最短ルートで北向地蔵に向かうつもりだったが、山頂から少し進んだところで宿谷の滝への分岐の案内板が目に止まり、ちょっと寄り道してみることにした。

距離的にはそんなに大したこともなかったので軽く足を伸ばすつもりだったが、しばらく行くと急な下りになり、それがずっと続く感じになって、あれよあれよと気がつけば、ここまで登った分を全部下ってしまった。

まあ元々が低山なので標高差にして200mに満たないが、滝から北向地蔵までもう一度同じだけ登り返すことになってしまった。地図くらいまともに読めないと、と痛感。

 

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手前にある宿谷小滝はパワースポットだそうな。言ったもん勝ちな感じだが。

で、宿谷の滝は。なかなかいい感じの滝でした。以上。

 

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ガシガシと登り返し、ズンズンと進んで登りきったら北向地蔵。

 

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北向地蔵は北に向いたお地蔵さん(まんまやね)。地域の人に愛されているのだろう、建屋は比較的新しく小綺麗な感じだ。賽銭箱にはおれなりの「まごころ」を寄進させていただいた。

 

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地蔵を後にユガテへ向かう。途中の山の斜面でなにやら作業しているおじさんがおり、目が合ったので「こんにちは」と挨拶すると、おじさんは作業の手を止めてこちらにやってくる。

「ここに道を作ったんだけど、登ってみて」

とのこと。で、見てみると斜面の土の一部をならして踏み跡のような道らしきものができていて、30〜40m程高いところに行けそうな感じだ。

せっかくなので登らせてもらうと、今までほとんど眺望を得られなかった南側の山並みをバッチリ見渡すことができた。一番奥に見える山がやけに立派に見えたので、降りてからおじさんに尋ねたところ、御正体山だろうとのこと。

だとするともう少し空気が澄めばあの向こうに富士山が見えることになる。

おじさんに礼を言って先に進む。

 

杉林に覆われた山道を徐々に下りながら30分程歩くと突然視界が開け、山間の小さな集落「ユガテ」に出る。

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古くからある集落だそうで現在は2軒の農家のみが残っているそうだ。ベンチやテーブル、トイレなどがあるが手作りな感じで独特のいい感じの佇まいである。広いひまわり畑はオフシーズンだが、夏になれば一面ひまわりが咲くのだろう。ぜひそのシーズンに来てみたいと思った。

ベンチで一休みさせてもらいユガテを後にしたら、その先は一気に下って舗装道路に出る。そのまま虎秀の集落を抜けて東吾野駅へと山歩きの余韻を感じつつのんびりと歩いた。

途中で見た案内板によると、ここのルートは舗装道路に降りずに尾根伝いに東吾野駅まで行く道もあるようだ。どうせならそちらを歩きたかったが次回以降の参考とすることにして大人しく帰ることにした。

 

西武秩父線高麗川、国道299、奥武蔵グリーンラインと絡みつつ平行に伸びるこのあたりの丘陵地帯。何と呼ぶのかと調べたが名称に関する情報が無かった。

よって何と呼ぶのかわからないが、このあたりは縦横につながるハイキングルートや地味な史跡や名勝などが沢山あり、埼玉県民としては大変興味深い。暇があればもっと掘り下げて探索してみたいものである。

 

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この時導入したGPSのデータを使って地図を作ってみた。細かい設定とかいろいろやるのが苦手なのでグーグルにGPXデータを突っ込んで足りない部分の線を書いてスクリーンショット撮って無料ドローソフトで適当にランドマークを追加してみた。きちんとルートマップ的なものを作る人からするとありえないような適当マップだが、おれはこんな感じでいいや。。

 

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