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おれの山、おれの道

生半可なおっさんが主観的に山登りと人生を語るブログ

其の二十四 棒ノ嶺〜岩茸石山・惣岳山 2015/6/15

山行記録 秩父・奥武蔵

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三度目の棒ノ嶺。

前回から1年近く空けてのリピートである。

あの頃は登山を始めたばかりでこの山の基本コース(さわらびの湯→白谷沢→山頂→滝の平尾根→さわらびの湯)を周回するだけでヘロヘロになっていたが、山歩きにも慣れてみると同じコースがちと物足りない感じに思える。

もちろんゆっくりと山を味わうという歩き方もあるだろうが、おれとしては脚を鍛えるのも当面の課題である。

そこで今回は埼玉側から山頂まで登ったら、そこから奥多摩方面へと脚を伸ばしてみることにした。

棒ノ嶺山頂からゴンジリ峠に戻ったらそこから南へ、黒山を経て高水三山方面、岩茸石山→惣岳山と超えて御嶽駅へと下る縦走コース。今回はサクッとご紹介してみよう。

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さわらびの湯バス停から有馬ダムを渡って登山口。白谷沢を登って岩茸石、権次入(ゴンジリ)峠を経て棒ノ嶺山頂。ゴンジリ峠まで戻ったら黒山方面へ。幾つかのピークを経て岩茸石山、惣岳山と高水三山の二山を超えてJR青梅線御嶽駅へ降りる。歩行距離約15km。標高差約750m。

 

周回コースを取らないため今回は電車とバスでアプローチ。

西武線飯能駅から名栗湖方面(名郷行き)のバスは9時台と10時台に一本ずつ。乗り逃すわけにはいかない。

 

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9時台の方に乗って、10:30にさわらびの湯バス停に到着。結構時間がかかる。そこから車道を歩いて有間ダム。ダムを渡り、名栗湖畔を500mほど歩いたところに登山口がある。

 

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登山口の手前にある橋から白谷沢を見下ろす。今日は水量は少ないようだ。登山道に足を踏み入れると、その瞬間からマイナスイオンに包まれる感じがある。杉林の下にはシダ科の植物が群生して、地面を埋め尽くしている。

 

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沢の左岸に沿ってしばらく歩くと次第に傾斜がきつくなり、やがて滝が連続して現れる。

 

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しばらくの間、小さな滝とゴルジュ(切り立った岩壁に挟まれた峡谷)が連続する。

 


巨岩に囲まれた斜面を沢が滝となって流れ落ちていく。

 

ちなみにこのコースでは今年のゴールデンウィークに滑落による死亡事故が起きている。特に険しい印象でもないのだが、一瞬の気の緩みで足を踏み外せば、その下はゴツゴツとした岩場だ。打ち所が悪ければ命取りになることは十分ありえる。

ここに限らず危険はつきものだという意識は常に持って行動すべきたと改めて思う。

 

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階段状になった岩の道。巨岩につけられた鎖伝いに登る。そこから道は緩やかになり、「マムシ注意」の看板の先で一度森が切れて林道を横切る。

 

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林道を超えてしばらく続く急登を登りきると、道はしばし平坦な感じになり山腹をぐるっとまわる感じで続く。その先にあるのが岩茸石。高水三山の岩茸石山と何らか関係があるのだろうか(不明である)。岩茸石は裏側から登ることも可。またこの岩の向こう側にはそのままさわらびの湯まで下る滝の平尾根が続く。

山頂方面へは逆方向の尾根へ。ゴンジリ峠をへて最後の急登を登り切れば山頂だ。

 

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【12:30】山頂に到着。

北側に視界が開け、近いところで武甲山、武川岳、伊豆ヶ岳、その向こうに丸山、堂平山など奥武蔵の山々が見渡せる。おにぎりを腹に入れたら早々に次へ。

 

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ちなみに山頂にはこれから向かう道の一部が「山草の道」として紹介されていた。東京都が立てた看板でここに掲載されているのは奥多摩側から登って降りるルートだ。

ちなみに奥武蔵方面の案内板は埼玉県が設置している。

埼玉によって立てられた案内板では「棒ノ嶺」、東京都が立てたものは「棒ノ折山」と表記されているのも特徴。

 

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山頂からはまず、来た道をゴンジリ峠まで戻る。ここから黒山・岩茸石山方面へ。

 

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【13:20】黒山山頂。右手、高水三山方面へ。

 

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途中にあった道標に「逆川ノ丸」「常盤の前山」とそれぞれ手書きで書き加えてある。地図で確認してもそのような表記はなく由緒も不明。本当にそんな名前がついている場所なのかも不明。

 

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茂みが深い箇所などもあるが、全体的にアップダウンも少ない歩きやすい道が続く。半分走りながらグイグイいける感じ。

 

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岩茸石山が近づくと徐々に登りがきつくなる。ここを登ればと思って上がって見るとまだ先だったりして、なかなか山頂につかない。

 

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で、最後の尾根を登り切ると北側の展望が開けてくる。今来た道の先、平らな山頂が棒ノ嶺。

 

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【14:40】岩茸石山に到着。中途半端な時間で人もおらず。山頂を独り占め。

ここの山頂は美味い食い物とビールでも持ってきて、のんびり過ごすのに良い感じがする。いつかやってみたい。

 

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その先も歩きやすい道が続く。と、突然目の前に岩塊が…

この辺で唯一目に付いた岩場だが、まあ普通に超える。

 

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【15:15】岩場を登り切ると惣岳山。祠のガードが厳重だ。見晴らしはないが広い山頂。

 

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その先はなだらかな下り道をのんびりと。登山道の終点まで小一時間、のんびりと歩く。

 

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【16:15】慈恩寺の建物の裏側に登山道が接続したところでゴール。

この場所でもう御嶽駅の真裏あたりだ。惣岳山から沢井駅、もしくは岩茸石山から高水山経由で軍畑駅に降りることもできる。この辺りにもいろいろ見所はありそうなので、ぜひまた足を運んでみたいものだ。

 

今回のコースは棒ノ嶺で周回コースを取るのと比べると距離にして2倍弱だが尾根歩きは比較的軽快にいけるのでそれほどきつい感じでもないように思う。棒ノ嶺、高水三山それぞれの山にはそれなりに人出はあったが、その間をつなぐ道を歩く人は少ないようなので、手軽にかつじっくり山を味わいたい時にはなかなかお勧めできるコースだ。

 

そもそも山旅というのは、「あの山の向こうへ」と峠を超えていくものだ。そう考えると、埼玉から山を超えて奥多摩へ降りるというのがなんかいい感じだ。昔の人はきっとこうやって隣の村へと峠を超えて旅をしたんだろうなと、そんなことに思いをはせつつ歩くのもまた一興。

アクセスとしては都心からなら行きは西武線飯能駅からバス、帰りは中央線で新宿まで一直線とかなり便利。

どこに行くか迷ったらぜひどうぞ。以上。

 

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 ◼︎この本最近買ったんだけど、著者の打田鍈一さんって人のちょっと変わった山登りのスタイルが反映されてて面白い。眺めて楽しい一冊。

埼玉県の山 (分県登山ガイド)

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 ◼︎ついでに同著者の本も紹介

薮岩魂―ハイグレード・ハイキングの世界―

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 ◼︎過去の棒ノ嶺と近場の山

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