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おれの山、おれの道

生半可なおっさんが主観的に山登りと人生を語るブログ

其の二十六 瑞牆山 2015/7/21

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山を登り慣れてきたところで百名山などに食指が伸びる。

夏だし、ある程度標高がある山に足が向くのである。

そんなわけで。

2015年、夏の百名山第二弾!今回は瑞牆山だ。

 

 奥秩父の西端に位置し、山頂部の奇岩が目を引く。頂上は一枚岩の岩畳となっていて、切れ落ちた断崖の向こうに屹立するヤスリ岩は、見ようによってはモザイクでもかけたくなるような様相のシンボリックな巨岩である。

あんな岩塊の上までどうやって登っていくのか、ここのところ気になっていた山なのだった。

 

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当時山登りに目覚め始めた大ちゃん(現在は休眠中)が張り切って車を出してくれたので、運転手付きのご機嫌なアプローチ。日の出と共に出発したローバーミニは中央道を一路西へ。長距離の運転があまり得意でないおれとしては非常にありがたい。

山梨に入り富士山を過ぎて行くと前方には壁のように南アルプスがそびえる。視線を右手に向ければ奥秩父の山塊。瑞牆山はその終端で異彩を放っている。

 

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遠巻きに見ても山頂付近の奇岩がよく目立つ。高速を降りて徐々に近づくにつれて期待が高まっていく。登山を始めたばかりの大ちゃんを連れて行く(実際は連れて行ってもらっているのだが)にあたり、どんな反応があるかというのも密かに楽しみなところだ。

軽の商用車に比べてローバーミニは快適。標高を上げていく足取りも頼もしい。

 

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瑞牆山荘前の登山口から富士見平小屋を経て山頂へ往復。行程はシンプルだがそのルートは、気持ちの良い樹林帯から沢を越え岩場、鎖場を越えていくという感じで変化に富んでいる。標高1500m越え地点からのスタートなので登るのは700mちょっと、移動距離はちょうど7km程度と、険しい山の割にサクッといける感じだ。

 

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8:00過ぎに瑞牆山荘前の駐車場に到着。

「準備運動をする」という大ちゃん。なるほど、そういう考え方もあるのか。他人の方法論に触れるというのは新鮮だ。

アキレス腱と太腿の筋肉を軽く伸ばしてから出発する。

しばらくの間、ブナや白樺といった広葉樹の森の中、緩やかな登り道が続いた。

 

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富士見平小屋まで徐々に標高を上げていく。時々木々の合間から山頂が顔を出す。あそこに登るのか、と感慨を抱きつつ進む。

 

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9:10富士見平小屋に到着。なんとも分かりづらい雑な写真だが、ここで撮ったのはこれだけ。。

軽く一息ついて先へ向かう。

 

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富士見平小屋の後もしばらくは軽いアップダウンを繰り返すなだらかな道。この辺から見たヤスリ岩が一番ヤバイ感じのビジュアルだ。

 

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9:50天鳥川を通過。ここからは一気に瑞牆山らしい感じの景色に変わる。巨岩を支える木の支柱たち。一本でも抜くとこいつが転がり出すらしい(嘘)。。

 

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巨大な岩の頂へ、一つ一つ難所を越えていく。

 

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ゴロゴロと転がる岩場の急登が続く。大ちゃんはなかなか楽しんでいる感じ。 

 

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木々の間から富士山を望み、岩の隙間をくぐって進む。

 

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10:45ヤスリ岩の根っこあたりに到着。左手にその威容を眺めつつ、最後の急登を詰めていく。山頂へはヤスリ岩との間を通って裏側から回り込む。

 

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で、山頂着は11:00ちょい過ぎ。最後はこの山のシンボル(ヤスリ岩)を上から見下ろす。なんとなく、お腹の下の方に鎮座(屹立)するシンボルといった風情。。

下品ですみません。

 

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山頂は巨大な岩畳。青空の下を分厚い雲が流れていて、天気は晴れたり曇ったりと目まぐるしく変わっていく。

 

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東側、金峰山までの道のりが一望。山頂手前に鎮座する五条岩までよく見える。

あんなところまで歩くのか、と思うようなところまで、歩いているうちにいつの間にか着いてしまうという感覚が山を歩いているうちに身についている。

まあ行ってみるかと歩き出す… 全てはそこから始まるというわけだ。

 

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岩の上でも安全なマージンが取れているうちは高さを忘れることができるが、切れ落ちた断崖の淵まで行くと突如として体がこわばるような恐怖を覚える。やるはずはないのだけど何故か自分がそこから飛び込んでしまうのではといった強烈な不安感に捕らわれる感じだ。

20mの高さから落下すると、時速70kmくらいで壁に衝突するのと同じ衝撃を受ける。

車を運転していて70kmが怖いと感じることはないが、20mの高さの崖っぷちに立つと恐怖を感じる。この違いは何なのだろうか?

その答えが出たら高所恐怖症は克服できるのだろうか?

そんなことを思いつつ写真を撮っているおれを大ちゃんが撮ってくれた。

ちなみに眼下に見えるヤスリ岩は、シンボル部分の高さだけで40mとのことだ。

 

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下山は来た道をピストン。岩場や鎖場は整備が行き届いており、かなり険しく見えるところでもほとんど危険を感じることなく通過できる。そういう意味ではこの瑞牆山も山の楽しさを手軽に味わえる部類の山と言える。

山を楽しむにあたり、別に危険な思いをする必要などないのだ(と言いつつどこかに飽きたらなさを感じているのも事実…)。

アスレチック的要素満載のこのコースを大ちゃんも楽しんでくれたようで何よりだ。

 

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変な遊びや記念撮影のスポットにもこと欠かない感じで、気楽に遊びつつ下山。

14:20瑞牆山荘に到着。

 

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小洒落たカフェの如き佇まいの瑞牆山荘。ソフトクリーム食べてコーヒーを飲む。そして大ちゃんの運転するローバーミニで昼寝しながら帰途に着く。

なんとも快適。だが…

快適すぎて不安を覚えなくもない。

登山て、こんな感じだったっけ?

 

でも、そんなのも悪くないんだろうと思う。

瑞牆山なんてのは見ての通り、登山道がきっちり整備されていなければおれなどがおいそれと登れるような山ではないのだ。そんな山にサクッと登ることができるのはいいことだ。。

 

 以上、サクッと登りサクッとまとめた瑞牆山のレポートでした〜♪

 


梅宮辰夫 シンボルロック

シンボルと言えばやはりこれ。頭の中で鳴り止まないので貼っときます。

すみません…

 

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