おれの山、おれの道

生半可なおっさんが主観的に山登りと人生を語るブログ

其の三十九 雲取山石尾根縦走(山頂〜奥多摩駅) 2016/4/22

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前回の続きの雲取山なのだが。。

ずいぶんと更新の間隔が空いてしまった。

というのも先ごろヨメが衝動的に家を買ったりしたもんでここのところ諸々の準備などで忙しく、おかげで山にも行けず、ブログまで手が回らず。。

買った家が30年ものの中古住宅なので引っ越す前にやっておきたいリフォームの手配や、同時進行で今住んでるマンションを売りに出す打ち合わせやらと平日休めるおれが結局あれこれやらねばならず、なかなかに慌ただしい感じなのである。

 

しかし古いボロ屋をリフォームするってのもなかなか面白そうで、こっちはこっちでちょっと興味が広がりつつある。入居前に大きい部分のリフォームを業者に頼んで、その後DIYであちこちいじってみようかと考えているのだが、こういうのは色々調べたり計画を練っているうちにどんどん深みにハマっていくもののようだ。

まあその辺も追い追いこのブログで紹介していきたいと思う。

その他、新たな冒険についてもちょっとした計画が進行中であり、今後いろいろと活性化させていきたいところであるが。。

 

そんな次第なので今回はサクッと軽めに後半を流して、どんどん先に進んで行こうと思う。

さっさと現在進行形のブログにせねば。

 

前日のはこちら。三峰から入って雲取山荘まで。

yoshixim55.hatenablog.com

 

ではそんな感じで今回は雲取山荘からスタート。

山小屋は9時で消灯のため昨夜は早く寝て、朝は日の出前に起床。ひとまずご来光を拝みに山頂へ向かう。起き抜けの登り道は意外とキツかった。

 

山荘から山頂まですぐの印象だが、実際は標高差170mくらいあり、距離も500mちょい。それなりに登らねばならない。

昨日の疲労が残っているためか、やけに重く感じられる体で、急な登り道を歩くこと30分。なんとか日の出前に山頂に到着した。

 

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隣室のご一行も先にきているようだが他の登山者ははない。貸切とは行かないが夜明け前の静寂を堪能できた。白み始めた空の下、西側には富士山が薄っすらと姿を現し、程なく東の地平線から(微妙に雲に阻まれつつ)朝日が登ってきた。日の出の時刻は5時8分。

 

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朝日を愛でつつコーヒでも飲みたいところだが、残念ながら手ぶらで登ってきてしまった。やることもあまりないのでしばらくぼけっと朝日を眺め、数枚写真を撮って(スマホで)一旦山荘へ引き返す。

 

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山荘までの下り。雲取山はなだらかな印象だが山頂直下はさすがにそれなりの斜面だ。

 

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シンプルイズベストな山の朝ごはん。味噌汁、シャケ、たまご、お新香。

あまりにも何てことないメニューだが標高に比例して美味さがアップするのがお約束。

 

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「くもとり沢やか水」と銘打たれた水を汲み、コーヒーを一杯飲んで山荘に別れを告げた。ほぼ7時ちょうどに出発。朝の空は雲ひとつなく晴れ渡っている。

 

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今日はここから奥多摩駅まで石尾根を下る予定。道のりは長い。山頂にはさっきも行ったので迷わず巻道にまわる。平坦な道は快適だ。日陰になるあたりにはまだ雪が残っていた。

 

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 巻道と山頂からの道の合流地点。ここからしばらくは西側の眺望が開ける。奥秩父の山々と、その向こうにやがて富士山も見えてくる。

 

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小高い丘のような山頂は小雲取山

 

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登って下りたあたりに建つ、いい感じに味のあるあばら屋風の建物が奥多摩小屋。ブルーシートが似合う佇まい。テント場もあるそうだ。

 

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さらに起伏のゆるいなだらかな稜線歩きが続く。南西の方角に富士山。ヘリポートは巨大な土俵のようだ。

 

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ゆるい稜線。防火帯になっている部分が多く、眺めの良い道を気分良く進む。奥秩父の山々の向こうに富士山がずっとついてくる。

 

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しばらく下りベースで進んでいくと、やがて目の前に見えてくる少し目をひく感じのゆるいピークが七ツ石山だ。ゆるいようで登ってみるとなかなかだが、一気に登りきって小休止。【9:20】

 

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山食のバリエーションを広げようと持ってきてみたペペロンチーノ。世の中にはかなりいい線行ってるカップラーメンやフリーズドライの食材などが色々あるが、このパスタはそういう点ではちょっとした反逆精神を感じさせてくれた。

カスタマーレビューのコメントがなかなか的を射た感じなので参考にして欲しい。 

 

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何だかんだと30分ほど休んで先へ。七ツ石山を降りたところで石尾根縦走路から鴨沢方面への分岐となる。突き当りを左、石尾根を奥多摩駅方面へ。まだまだ先は長い。

 

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石尾根縦走路は小さなピークをつないで尾根上を行く道もあるが、並行して巻道がふんだんに用意されている。長いルートなのでバカ正直に尾根を行くのは避け、ところどころで使い分ける方針で臨むこことする。巻道からも南側に開けている場所が随所にあり、奥多摩の山々の眺めが素晴らしかった。

 

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平らな道は小走りで進む。たまに山の中の平坦な道を走ったりすることもあるのだが、そういえばこの日はトレランの人と二人ほどすれ違った。最初のランナーとはヘリポートのあたり(五十人平?)ですれ違い、一時間ほど後、七ツ石山の手前で追い抜かされた。雲取山頂で折り返して来たのだろうが、あのペースで移動するとなると山の味わい方というのは全く違ったものになるのだろうなと思うと同時に、人間ってのは鍛えると強化されるものなんだなと妙に感心してしまった。

他にも先の下り道ではMTBで降りてくる人がいたりと、緩やかで長い縦走路では山の楽しみ方も色々あるようだ。おれは自分の足で歩ければ今のところはそれでいいかなと。

 

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二つほどの小ピークを巻道でやり過ごした後、鷹ノ巣山へ向かう尾根道へ入る。緩やかな登りだが平らな巻道と比べるとやはり脚に負担がかかる。

山頂の手前にベンチやテーブルが点在する広い休憩場所があり、そのまま進むとなかなか立派な避難小屋が出現。

 

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鷹ノ巣山避難小屋。ログハウス風の綺麗な建物でトイレも完備。途中ここに向かっているという人と二人ほどすれ違った。平日でも誰かしら居そうな感じだ。寝袋だけあれば快適に過ごせそうだし、いずれ一度は泊まってみたいものだ。

 

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避難小屋の先へしばらく進むと徐々に登りがきつくなってくる。

最後の急登を登り切ると鷹ノ巣山の山頂だ。

 

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南面が開けた広い山頂に到着。【11:50】

 

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山頂に出た途端に雲行きが一気に怪しくなってくる。奥多摩の山でも眺めながら昼飯にしようと椅子をセットしたのに、北の方から流れてきた雲に山頂は次第に飲み込まれていくのだった。ついさっきまできれいに見えていた南側の景色もみるみるうちに雲に覆われていく。

 

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雲に覆われていく景色を眺めつつ取り出したのは雲取山荘で用意してもらった弁当。その中身は白飯、梅干、昆布の佃煮、オムレツ、ウィンナー、小魚の佃煮(?)フキの煮物、そしてらっきょうというラインナップ。飽食の時代のガキならお袋さんにクレームの一つでもいいたくなるようなぞんざいな弁当に見えなくもないが、しかし!

 

これがめちゃめちゃ美味かった。

その辺がまさに山マジックといったところなのだろう。

特にどのおかずがどうというわけではなく、この弁当を山で食うとめちゃくちゃ美味いという揺るぎない真実を堪能させていただいたことに価値があるようにおれは思う。

 

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鷹ノ巣山で、本日の全行程の半分ちょいといったころ。さらに道は続く。

 

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倉戸山(奥多摩湖方面)分岐は12:30頃。曇り空の下、稜線に出たり巻道に入ったりしながらさらに歩き続ける。

 

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さらに延々歩くこと2時間、三ノ木戸山分岐を通過。【14:30】

 

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さらに進み標高が下がると登山道は杉の植林に入っていく。暗いトンネルに入っていくような気分だったが。。

 

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暗い杉林の先、木々の向こうに奥多摩の街が見えてきた。

 

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あとは一気に下って行って林道に出たこころで登山道はおしまい。しかし奥多摩駅はまだ先だ。【15:30】

 

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標識に従って廃屋の傍や神社の裏を抜けて行く。

 

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途中よくわからない感じになって迷いつつ、廃線になったトロッコ軌道跡を辿ってやっと普通の道路に出ることができた。

 

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奥多摩駅に向かう途中の風景。愛宕山と日原川。

 

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飲屋街風の小路がいい感じ。その向かいのマンションの壁は何故かクライミングウォールになっていた。

 

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地ビール屋を抜けてさらに歩き奥多摩駅に到着。【16:50】

駅周辺には小洒落た感じのお店も多く古びた田舎の風情と垢抜けた雰囲気が混在している。地元の人たちが街を盛り立てようと頑張っているんだろうが、外から来て店を始めた感じの人なんかもいるんだろう。そのへんの塩梅がなかなかいい具合で、小ぢんまりとした街並みだが飲み歩くもの楽しそうだ。

 

しかし今日のおれには何処かに腰を落ち着けて一杯引っ掛けていくような時間はないのである。子供のお迎えがすでにギリギリの感じだ。

さっさと中央線に乗って家路に着くのだった。

 

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雲取山荘から奥多摩駅まで約23kmを10時間弱の行程。この日踏んだ山頂は雲取山、小雲取山、七ツ石山、鷹ノ巣山といったところで途中にある他のピークは巻かせてもらった。下りベースのルートに加えてアップダウンを極力避けて巻道を多用したおかげで距離はあったが比較的すんなり歩けた。

石尾根の稜線は防火帯が続く感じで全般的に見晴らしが良く、後半は少し飽きて来ないでもないが、お腹いっぱい尾根歩きを堪能したい人にはオススメできるルートだ。

  

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◼︎前日のはこちら


◼︎その他の奥多摩。あまり行ってないな。。

 

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