おれの山、おれの道

生半可なおっさんが主観的に山登りと人生を語るブログ

登山道具を揃える

鎌倉アルプスを踏破し、さらに山登り熱に拍車がかかるかと思いきや、そこから暫く停滞する期間が続いた。まあ、1月から暫くは通常の登山の時期としてはシーズンオフということもあるが、この停滞の最大の原因はいわゆる「花粉症」というやつだ。

おれは重度の花粉症で、毎年2月半ばから5月までマスクと花粉メガネ、点鼻点眼薬にアレジオンが手放せない日々が続く。そこまで完全装備で臨んでも、花粉の時期は目の痒みと鼻のムズムズが付きまとい、少し油断するとまともに身動きが取れないくらいの発作的な症状に襲われ、日がな鼻水とクシャミに悶えるといった状況に陥ってしまうのだ。

 

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そんな次第でひとまずここは大人しく、ゴールデンウィークあたりに狙いを定めて本格的な山デビューの準備をすすめていくことにした。

 

登山の準備といえばまずは装備。体力作りや山の知識のお勉強などということはとりあえず置いて、登山ギアを物色しはじめるのが人の常というものだ。トレッキングシューズやウェア類、雨具、ザック、その他の小道具など山道具の世界は奥が深く、下手すると物欲の底なし沼にハマりかねない。そんな恐ろしい世界と対峙せねばならぬわけで、この問題にどう折り合いをつけるかというのも山登りを志す者の1つのテーマである。

とは言ってもこちらはずぶの素人。何の経験値もないわけで、道具選びといっても初心者向けの入門書とインターネットの情報、そして自分の直感だけが頼りだ。

 

そんなわけで今回は、その頃揃えた装備などを紹介してみる次第だが、まああれこれ前置きをしたところで大した見識やこだわりがあるわけでもない。

あまり金を掛けれる身分でもなく、かといって安いものばかりでとりあえず揃えるというのもなんだかな…という感じで、よく分からないままに買い揃えた主な装備はだいたい以下のようなもである。

 

◼︎ザック[MILLET : SAAS FEE 30

f:id:yoshixim:20160114160724j:plain何故かこの時期いろんなネットショップで安売りしていたミレーのバックパック。ブランドとしては申し分なく、見た目もカッコ良かったのでこれを購入。ポケットも使い勝手が良く、いろいろな機能が集約されていかにも登山道具らしいバックパックだ。今も気に入って使っていて特に問題も無いが、一度踏んづけてバックルが壊れたことがあった。壊れてからよく見てみるとバックルの作りはちと脆いようで、メーカーに問い合わせたところ同様の事例があったのか、後継タイプでは改良され壊れにくいタイプに仕様変更されているとのこと。

作りの悪さを自覚しているなら某メーカーみたいに無償修理してくれてもいいんじゃないの?と、思わないでもなかったが、踏んづけて壊しておいてそれも無かろうと、素直にそちらを取り寄せて修理した。

 

◼︎トレッキングシューズ[MERRELL : MOAB MID GORE-TEX

f:id:yoshixim:20160114160727j:plainトレッキングシューズは毎年ニューモデルが出るわけでもないのか、当時と同じものが今も売られている。特にこのメレルというメーカーはその傾向が強い気がするが、これは近所のスポーツ用品店でもネットでもどこでも売っている定番商品だ。ネットで最安値を探して購入。他を試した事がないのでなんともいえないが特に問題を感じることはない。ただ、岩場を歩くことが増えてくるとソールが軟いと感じないでもない。サイズは通常の靴のサイズよりも1cm大きい感じで選んで正解。水たまりでも足が濡れずそのくせ蒸れないというゴアテックスの威力を実感できた。

 

◼︎アウター[montbell : O.D.パーカ

f:id:yoshixim:20160114160728j:plainモンベルのショップで値段も手頃でイメージぴったりだったので迷わず購入。モンベルコスパ重視で考えていくといつの間にか全身モンベルになってしまいそうなほど優秀なメーカーだと思う。が、しかし全身モンベルになるのは勘弁してほしい者(おれもそう)としては逆にそれが最大のネックとなる「諸刃の剣」的な存在でもある。その辺を念頭において比較検討し、結局モンベルより良いモノが見つけられない時に手をだすことにしているが…

今回はあまり考えずに補助的なウィンドブレーカーとして買ったのだが、普段着から山まで一番活躍しているパーカーである。

 

◼︎ボトムス[Phenix : Prim-Pants

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トレッキング用のパンツはどんなものがいいのかあまりイメージが湧かずにいた。それまではデニムかユニクロの綿製品で出かけていたが、調べるとその辺は御法度らしいということで、ナイロン製でストレッチ・撥水機能のあるカーゴポケット付きのものを物色。山用品メーカーの中で一段安い値段でモンベルではないメーカというのが決め手となって選択。後ろ向きな選択肢の割になかなか良くて気に入ったので、後に色違い後継モデルも購入した。

このブランドの他のアイテムにはあまり食指が伸びないのだが、パンツに限って言えば自分のニーズによく訴えかけてくる。作りがしっかりしていて海外ブランドよりもちょっと安く、モンベルよりもお洒落な感じ、といった評価である。ロゴも目立たなくてグッド。

 

◼︎レインウエア[TARASBOULBA : UTA300]

f:id:yoshixim:20160114160730j:plain晴れの日を選んでの日帰り登山ではあまり出る幕のないレインウエアだが、雑誌などを見ると必須アイテムの扱いである。で初心者用の入門書を見てもオススメはゴアテックスの上下とくるわけだが、さすがにまだ山にも登ってないのに5万とかそんな金額が出せるわけがない。

防水透湿機能があり、上下でせいぜい1万円前後という条件で物色し、あれこれ迷いまくって見つけたのがこれ。「タラスブルバ」はアシックスの登山用品ブランドとのことだがこの前年に消滅したようだ。不人気のため廃止されたとのことだが、扱うネットショップでなかなか良さそうな感じで薦めていたので、デザインよりも機能重視で買ってみた。

結果、作りもしっかりしていて見込み通りの良品だったのだが…

雨が降れば中止になる日帰り登山では出番も無く、かといって普段のアウターに使える感じでもなく、やがて「お仕事用」へと転用… 結局ゴアテックスのシェルを買ってしまうのだった。

 

◼︎小道具[DABADA : トレッキングポール

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3000円という値段が魅力のトレッキングポール。アマゾンでやたら評価が高かったので購入してみた。機能、デザイン共に十分使える良品だと思う。他の高級品を使ったことがないので比較はできないが、カタログ上のスペックでみてもコスパはかなり高いと言えそうだ。この後の本格登山デビューで、こいつにかなり助けられることになった。

 

その他、インナー類などはユニクロやらワークマン系の作業着などが使えるので愛用している。

で、モンベルのパーカー以外は全てネットの通販で購入したわけだが、ネットでの買い物というのは現物を見ぬままに左脳的な情報ばかりが入ってくるもんで、無駄に混乱し疲弊するものだとつくづく感ずる次第である。あれこれ考えすぎて脳みそが沸騰し、意識朦朧となり判断力が失われた状態で「もうこれでいいわい!」とポチってしまうといった経験はネットで買い物する万人に共通するものであろう。

それよりもたまたま入った店で手にしたものの方が、余程気に入って愛用することになったりするもんだから、「最初から現物を見に行けよ」と物ぐさ人間は反省しつつ、それでも懲りずに失敗を繰り返すのである。

 

というわけで何が言いたいかといえばおれは買い物ベタだしセンスもないという、そういうことである。その辺の言い訳がしたいわけだ。今振り返ってこうして並べてみると、なかなかに素人くさいラインナップだと思う。まあいいものは雑誌やらネットやらでいくらでも紹介されているわけで、おれとてその存在を知らないわけではない。だが正直なところ海外の主要高級ブランドなどは、デザインもいいし物がいいのもわかるが、価格的におれには分不相応な感じであまり手を伸ばす気にならない。セールで掘り出し物でも見つけるか、小物で自分を慰めるくらいが関の山である。

 

そんな感じで実際の経験のないままにネットやら本やらの情報を頼りに揃えているうちに、道具やその使い方など、知識だけはそれなりになってきた。登りは小さな歩幅でゆっくりと登り、下りでは靴紐を締め直し、岩場は三点支持で登るということも分かった。

まあとりあえず一通りの準備ができたわけで、そろそろそれらの威力を試す場所が欲しくてウズウズしてくる頃である。

リングに上がる時を待ち受けるボクサーのように、静かな炎がうちに閃くのを感じる。

 

そんな次第で山への思いを募らせつつ家族(ヨメ)との協議を重ね、ゴールデンウィークのお出掛けは丹沢の鍋割山と決まったのだった。

なにやらテレビで見た鍋割山の鍋焼きうどんが美味そうだったというような話をヨメがしていたので、連休に実家に行くその足をちょいと伸ばしてみようということになったのだ。

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@上記をフル装備した登山家の勇姿

 

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