おれの山、おれの道

生半可なおっさんが主観的に山登りと人生を語るブログ

其の四十三 赤城山 2016/6/11

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山ブログのつもりで始めたこのブログだがその辺の記事についてはほぼ1年ほど放置中である。

なんというか、この歳になると1年ってのはあっという間に過ぎるもので、ちょっと前に1年遅れなどと言いながら書いてたと思ったら既に2年遅れになろうとしている。。

 

ほぼ自然消滅確定といった状況に陥りつつあるブログとみられても致し方ないわけだが、しかし生来のへそ曲がりであるおれとしてはそんなつもりはさらさらないのである。近頃一層回転の鈍ってきたおれの脳みそは、昨日のことは忘れても2年前のことはまるで昨日のことのようによく覚えていたりするので、普通に昨日のことのように2年前のことを書くこともできるのだ。2年遅れなど何ら問題ない。

 

しかしまあ登山の記録を書くのも久々だが、山に行けなていない期間もずいぶんと長くなった。

熱しやすく冷めやすい性質からしてこのまま登山熱が冷めきってしまうなんてこともありえなくもない話だが、実のところ今おれは無性に山に焦がれており、花粉の時期が過ぎ去ったらぼちぼち登山も再開してみたいと狙っているところなのだ。

 にも関わらず5月の休みは何だかんだと予定が入ってしまい、なかなか山にいける時間が取れない。。

 

そんなわけで。

しばし山の思い出に浸ることで登山再開の先鞭をつけるべく、まずはブログをから再始動。

今回は一昨年の6月に行った赤城山の登山記録を書いてみる。

 

赤城山といえばおれにとってツーリングやドライブで訪れる山という印象が根強く、登山を始めてからもずっと「登る山」として眼中にない感があった。遠目には雄大な山容を誇る赤城山麓も山頂近くの大沼まで何度も乗り物で行っているのでどうしても山以前の観光地という印象が拭えないのだ。

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それでも登山を始める前に何度か訪れたことがあるこの山を、実際登ってみたらどうなんだろうという興味も少しずつ湧いてきており、家族と行く観光を絡めた登山ならいいかと考えてその機会を狙っていたのだった。

 

そんな次第で6月のとある休日に家族で赤城山に行こうということになったのだ。

ゴールデンウィークには家族で三頭山、大菩薩嶺と登ってきたし、ここでさらに日本百名山にも数えられる赤城山にでも登っておけば我が家にもすっかり登山というレジャーが定着し、お父さんが山に出かけることへの理解も深まることだろうという絶好のタイミングでもあった。

 

が、その数日前に下のムスメが感染症に罹患し外出できないこととなり。

当初は山行自体を取りやめになる流れかに見えたが「出掛けられないのは下のムスメだけだし、上のムスメと二人で行ってきたら?」というヨメの言葉に甘えさせてもらって今回は父娘の二人旅となった。

 

朝は5時頃に家を出て関越道を北へ。

埼玉県の真ん中あたりに来ると真っ平らな平野の向こうに赤城の茫洋とした山塊が浮かび上がってくる。その右手には筑波山、高速を挟んで左側には榛名山とそれぞれ個性的な山を眺めながら走ることしばし、前橋辺りで高速を降りると、まだ彼方にそびえる山塊へと車は吸い込まれていくのだった。

 

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で、赤城神社の大鳥居を抜けて広大な裾野をじわじわと進み、カーブを連ねるワインディングロードを走り抜けて大沼の畔の駐車場に到着したのが【7:30】頃。周囲にはぼちぼちと登山者も集まり始めている感じだ。

小沼の標高は1345m赤城山の最高峰の黒檜山の標高が1828mだから高低差は500mに満たない。そこだけを見れば高尾山を登るのと変わらない感じの登山と言えるだろう。

 

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10分ほどで準備を済ませて出発。まずは大沼を抜けて神社に参ってから黒檜山の登山口を目指す。

 

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【8:09】黒檜山登山口。ここから登山がスタート。

 

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大きな岩がゴロゴロ転がっている急登を一気に登っていく。

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途中、大沼方面を見下ろせる眺望スポットがいくつかある。それ以外は樹林に覆われ眺望はない。

 

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樹林帯の中をひたすら登る。時々ゆるいところもあるが、基本的に岩がちな急登が続く。

 

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【9:36】山頂手間の稜線まで約1時間半。山頂は目の前だ。

 

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山頂は通り越して展望台へ向かう。

 

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クマ笹に覆われた平坦な稜線。少し歩くと一気に視界が開けて展望台に出る。特に「展望台」然とした構造物があるわけではなく、北西方面に向けて眺望が開けた広場といった風情だ。

 

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沼田市街を見下ろし、シーフードで乾杯。小一時間景色を楽しんでから黒檜山頂へ戻る感じで出発。

 

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黒檜山頂を超えて登ってきた道との分岐を直進した先にあった「御黒檜大神」。 【10:48】通過。

 

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大タルミまで一気に降る。標高差は300mほど。その先に見える駒ケ岳まで少し登り返す感じ。

 

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眺望の良い下り道。行く先の駒ケ岳を眺めつつ歩く。

 

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しばらく続いた下りが終わり、しばし平坦な稜線を歩くと、道は駒ケ岳山頂に向けて再び登りに入る。途端にやる気が無くなるムスメ。道端に座り込む。

 

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そこから少し登れば再び眺望が開け、すぐに駒ケ岳の山頂に到着する。

 

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駒ケ岳からはスタート地点の駐車場付近まで一気に下る予定だったが。

 

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途中にあった案内板によるとサブコースというのがあり、ツツジが開花中とのこと。こちらのコースでは鳥居峠から覚満淵を経由して大沼に戻れるようだ。もともと降りてから覚満淵まで足を伸ばしてみようと思っていたので、ここは迷わずサブコースへ。

 

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なるほど、見事なツツジだ。あまり花を愛でるような趣味はないが、咲き誇る花の生命力ってのは眺めててワクワクするような気分になれる。

 

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ガイドブックや案内図なんかにはあまり記載されていないサブコース。整備が行き届いた登山道という感じではないが、特に急だったり危険に感じるようなところもなく軽快に下ることができた。ただ案内板にあるように少し足元が滑りやすい箇所があったか。

 

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【12:15】鳥居峠に到着。

 

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ムスメと約束していたソフトクリームを買って、ここで一休み。バイトと思われる外人の女性がかなり覚束ない手つきで作った、商品として提供していいのかと思うぐらい危なっかしい感じのソフトクリームだった。

 

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ここからは東側の眺望が開けている。向こうに見えるのは桐生市の市街だろうか。かつてはその東側からケーブルカーで登ってくることができたようだ。さっきソフトクリームを買ったカフェはその廃屋となった駅舎の一部を改装しものだということがこちら側からみるとわかる。

 

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鳥居峠の駐車場から少し下れば覚満淵が見えてくる。

覚満淵は「プチ尾瀬」などと呼ばれる湿原を形成しており周囲に敷設された木道を通ってぐるっと一周散策できるようになっている。大沼から歩いてくれば一周できるが、ここからだと通り抜ける感じになる。

 

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尾瀬には行ったことがない。山頂付近に広がる湿原の風情を「プチ尾瀬」と呼びたくなる気持ちはわかるが、この覚満淵で尾瀬をわかったつもりになってはいけないのだろうという感じがしなくもない。。

 

そんな感じで覚満淵を経て駐車場に戻ったのが13時過ぎ。荷物をおいて大沼湖畔の土産物屋街を通り抜け、湖畔の店で昼食をとった。

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ムスメはイワナの丸焼きと味噌田楽。おれはわらじカツ丼みたいなタレをくぐらせたカツの乗った丼ぶり飯をいただいた。なかなか美味かったと記憶している。。

 

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で、せっかくだからボートに乗ってみたのだが。。なぜか舵の効きが悪く左方向にしか曲がれない感じの代物で、沖に出てからそれに気づいたのでそこから戻るのが大変だった。モーターボートが走り回っているおかげで変な大波に襲われるし、なだらかな赤城山の稜線よりもこっちの方が冷や汗をかかされた感じだ。。

 

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大沼の水面からみた黒檜山と駒ケ岳。今日歩いた山の全景を収めることができる。この場所の標高を勘定に入れずに眺めると、ちょっとした裏山程度の風情にも思える。が、歩いてみた印象としては、思いのほか「山」として楽しめる良いコースだったように思う。
本気の登山には物足りなさも否めないが、沼の畔から荘厳な神社を経て出発し、急登あり展望あり湿原ありと、普段登山をしない家族や友人なんかに山の面白さを体験させるにはオススメできるコースだと言えるだろう。

 

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黒檜山登山口から山頂に至り、展望台を往復。そこから大タルミまで下って駒ケ岳まで登り返し、山頂からサブコース経由で鳥居峠、覚満淵を経て大沼駐車場まで。移動距離5.5km、高低差500m弱、休憩含めた行動時間は5時間弱。

 

まあ今回はそんな感じで。